PTA会長のお言葉集  

1・平成十二年度PTA総会 会長挨拶  

2・平成12年度PTA基本方針(案)  

3・平成12年度活動方針(案)  

4・入学式祝辞

5・機関紙「学校と家庭」6月号 挨拶

6・有線放送「青少年シリーズ」 −子育てに思うこと−

7・機関紙「学校と家庭」 3月号 −一年を振り返って−

8・卒業式祝辞

1・平成十二年度PTA総会 会長挨拶

 本日は、平成十二年度PTA総会と言うことで、会員の皆様には平日にもかかわらず多数ご参加いただき誠にありがとうございます。

  さてこの度、私はPTA会長という大役を仰せつかりました。私自身その器でないことは十分承知しており、また 一介の会社員ということで時間的にも裁量に限界がある身分でございます。ただ、**小学校に通う子供の保護者の一人として、そして 最近の子供たちを取り巻く環境を思う時、微力ながら私のようなものでも何かのお役に立てるのならとこの大役をお引き受け致しました。

  このような次第でございますので 本年度のPTA活動が より一層充実していけますよう ご経験豊かな会員の皆様のご指導と 絶大なるご協力・ご支援のほどよろしくお願いいたします。

  申し遅れましたが 昨年度の会長さんをはじめ役員の皆様がた、一年間大変ご苦労様でございました。諸先輩方の活動を引き継ぎ、本年度も充実したPTA活動の推進に努める所存でございます。今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。

  新役員ともども本年度も変わらぬご協力のほどを再度皆様にお願いいたしまして、はなはだ簡単ではございますが私の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

  それでは新役員の紹介をさせていただきます。

(以下省略)

2・平成12年度PTA基本方針(案)

  平成12年度はいよいよ希望に満ちた21世紀がスタートする年度となりました。ところが連日のように報道されているごとく、子供たちを取り巻く状況は決して楽観視できるものではないと認識しております。地球規模の環境問題や急速な高齢化社会の到来もまた子供たちの将来と無関係ではありません。情報化社会へと社会構造が急速に変化することはいろいろな意味で少なからず子供たちに影響を与えることでしょう。

  ただ 子供たちの言動や光り輝く瞳を見る度に 人間は生まれながらにして 旺盛な生命力と澄んだやさしい心を持ち合わせているものだと強く感じます。 また、親なら誰もが、子供たちがすこやかに、心やさしく、たくましく成長することを望んでいます。先生方も同じ思いであろうと思います。幸い日野には豊かな自然と歴史・文化が残っています。困難に直面したとき、これらから私たちが学び取れる知恵はまだまだたくさんあるのではないかと思います。

  私たちPTA会員は、学校と家庭・地域社会の在り様を今一度見つめなおし、あるべき姿に少しでも近づけるよう、次に記します三項目を本年度PTA活動の基本方針としたいと思います。

会員の皆様にはより一層のご協力のほどよろしくお願いいたします。 

 

  1・人の心を思いやれる人にやさしい 自然にやさしい子供を育てましょう。

  2・子供も大人も常に学び合う姿勢で活動に臨みましょう。

  3・上記1・2のため活動には積極的に参加し会員相互の交流を深めましょう。  

 

3・平成12年度活動方針(案)

1.会員みんなが PTA活動に 積極的に参加できるよう各種事業の推進・拡充に努めます。

2・研修活動への積極的な参加を通して研修を深め学校との連携に努めます。

3・広報活動の重要さを認識し内容の充実に努めます。

4・より充実した環境整備と福祉活動の取組みに努めます。

5・心身の健全な育成のためのさまざまな活動に取組みます。

6・学校林の維持整備・有効利用に努めます。

4・入学式祝辞

本日入学されました新一年生の皆さん ご入学おめでとうございます。

保護者の皆様 お子様のご入学おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。 新一年生の皆さんは 今日はおうちの方といっしょに学校にこられましたが 明日からは 近所のお兄さんお姉さんと一緒に元気に登校してください。学校では新しい友達をたくさんつくって 楽しく勉強や 遊びにがんばりましょう。そして はやく学校生活に慣れてくださいね。

保護者の皆様には いろいろな ご期待 または ご心配などがあるとは存じます。

私たちPTAと致しましても 子供たちが楽しく 有意義な学校生活を送れますよう PTAの諸活動をより一層活性化させていきたいと考えておりますので よろしくご協力のほどお願い致します。

最後になりましたが 校長先生をはじめ諸先生方には 何かとお世話になるかと思いますがよろしくお願い申し上げましす。

はなはだ簡単ではございますがお祝いの言葉とさせていただきます。

5・機関紙「学校と家庭」6月号挨拶

  新緑の季節となりました。PTA会員の皆様には、益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。この度、PTA会長という大役を仰せつかり、その器でないことは充分承知の上、私のような者でもなにかしらのお役に立てるのならと決心いたしました。なにとぞ、ご経験豊富な会員の皆様のご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

さて、21世紀を目前に控え、子供たちを取り巻く状況は、決して楽観視できる状況にないことはどなたもご認識のことと思います。大人たちがつくりあげてきた価値観や社会システムが少なからず子供たちの育成に影を落としているのも事実であります。あまりに刹那的な合理主義は、人間が本来あるべき姿をどこかに置いてきたのではないかとさえ思わせます。少年犯罪の多発や環境問題、急激に進む少子化問題など根底では関連があることではないかと考えます。

しかしながら 私自身 子供たちと一緒にいると心が癒されるのを感じるのはなぜでしょうか。また子供たちから教わることも多々あります。たぶん子供たちはまだまだ本来の人間らしさ、純粋さをたくさん持っているのでしょう。「学ぶとは、誠実を胸に刻むこと。教えるとは、ともに未来を語ること。」大変せん越なことを述べましたが、このような思いで今年度のPTA基本方針を策定させていただきました。

かくいう私自身、日々忙しい生活の中で、PTA活動というととかくその趣旨から逸脱し、また形骸化させてしまうことも多々あろうかと思います。そのような時は、どうか会員皆様のご指導を頂き、皆様と一緒に考え行動していきたいと思います。  PTA活動がより実りあるものとなっていけますよう、皆様のご協力を重ねてお願い致します。

6・有線放送「青少年シリーズ」 

−子育てに思うこと−

地域の皆様には、日頃よりPTA活動にご理解とご協力を頂き、厚くお礼申し上げます。

 子供達の育成に関しては、親や先生はもとより、多くの人々が、「人の心が思いやれるやさしい人に育てたい。」 「感性豊かな、創造性豊かな夢のある人に育てたい。」 「物事を自分の頭で考え判断できる人に育てたい。」と願い、日々取り組んでおられることと思います。ただ、その方法論になると、私自身二児の親としてどうしたら良いのか、はたと困ってしまいます。どれひとつとっても、言葉だけではどうにもならないことばかりです。

 強いていうならば、子供達はよく失敗をします。小さな失敗をさせ、失敗体験から自分の頭で考え学ぶことで、単なる体験を価値ある経験にすることが必要かと思います。

また、人とのいろいろな交流の中で、心の痛みを覚えて初めて、他人の心の痛みがわかるのかもしれません。本物を見て、触って、すべての五感を使って物事を知るのだと思います。たぶん、その中から創造の楽しさを知るのでしょう。大人たちの出来ることは、取り返しのつかない大きな失敗や怪我、健康などに気を配り、子供達が小さな失敗をたくさんできる環境をつくってあげることだと思います。そして、なにが失敗で、なぜ失敗したのか自分の頭で考えるくせをつけてあげることだと思います。

 最後になりましたが、最近家庭でのしつけのあり様がいろいろと、とりざたされています。いろいろなお考えがございましょうが私は、人間としての最低限のマナー・しつけは家庭での役割が非常に大きいと考えています。子供達の将来を思うとき、他人任せではなく、親の義務としてしつけにしっかり取り組むべきと考えます。

7・機関紙「学校と家庭」 3月号 

−一年を振り返って−

 PTA会長をお引き受けして早いものでもうすぐ一年が経とうとしています。私のようなものでもなんとかやってこられたのは、PTAの各委員さんをはじめ、先生方、そして何より会員皆様の献身的とも言えるご努力、ご活躍のおかげであると思います。本当にありがとうございました。そして、ご苦労様でございました。

 本年度四月にPTA活動のスローガンを三項目設定させて頂きました。その一つに「子供も大人も常に学びあう姿勢で活動に望みましょう。」という項目があります。「今の若い者は・・」と言う前に今の大人が本当に学ばないといけないのではないかという思いがありました。でも実際に活動が始まってみると、多くの方が強い責任感を持ち、積極的に活動しておられる姿に接しました。そして、自分自身こそもっと学ばなくては、と感じた次第です。

 また、活動を通じて、本校内外の多くの方と接する機会を得ました。多様な価値観や考え方にめぐり会え、私自身が一番よい勉強をさせて頂いたと思います。

 来年度は、いよいよ**小学校との統合が実施されます。実際に活動が始まると、また色々な課題も見えてくるかと思います。会員の皆様には、本校のPTA活動が、より実り多きものになりますよう、引き続きよろしくお願い申し上げます。  

8・卒業式祝辞

卒業生の皆さん ご卒業おめでとうございます。

この**小学校での6年間は皆さんにとって長かったですか。それとも 短かったでしょうか。昨日 皆さんの卒業アルバムと文集を見せていただきました。楽しかったこと うれしかったこと 悲しかったこと 悔しかったこと。自分の夢 みんなの夢がそこには書かれていました。 一瞬一瞬を 本当に真剣に生きている皆さんの心の声が伝わってきて大変感動しました。そして この6年間での成長を大変 頼もしく またうれしく思いました。  

  いよいよ4月から 皆さんは二十一世紀始めての中学一年生です。そこで皆さんに 一つお願いがあります。それは、「本当の意味で 自分を大切にできる人になっていただきたい。」ということです。自分を大切にできる人は、まわりのひとも大切にできると言うことだと思います。そして、自分を変えていく少しの勇気をもって 有意義な中学校生活を送ってください。

  ご来賓の皆様方並びに、先生方には 6年のながきにわたり地域でまた学校で、愛情あふれるご指導を頂き誠にありがとうございました。この先も子供たちの良きアドバイザーとして、変わらぬご指導を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

  最後になりましたが、本日 お子様のご卒業を迎えられました保護者の皆様 誠におめでとうございます。今日の子供たちのこの輝きを 胸に刻み この先も愛情をもって子供たちに接していただきたいと思います。 また **小学校PTA活動に対しまして、ご列席の皆様方の変わらぬご指導と、ご協力をお願い申し上げ、本日、ご卒業される103名の門出を祝い、私のお祝いの言葉とさせていただきます。

 

平成十三年三月十七日

                                   **小学校PTA会長  

 

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