ベンツ C220(W202前期 95年式)のHID搭載に成功しました。メーターも飛びません。ただし ここに書かれていることには一切責任を持ちませんので(あたりまえか・・・)まねをしないで下さい。車上火災の危険性もあり自己責任で行ってください。  
ヤプオクで5000円で落札。これなら失敗しても もともとだ。すこし 怪しい箱が送られてきた。日本語が変だ。取り説も何が言いたいのか分らない・・・。
中身です。CEマークがついています。この箱を開けてみたい衝動を抑え切れませんでした。
発砲ウレタンに封印されていたのではがしました。なるほど2次側にはフィルムコンデンサが使われている。一次側はアルミ電解コンデンサだ。昇圧トランスにはアルミの放熱板がついている。
簡単なつくりだ。この後 シリコンゴムでシーリングをしました。(見るんじゃなかった・・・)本当に危ないのでまねをしないでください。
H1型のバルブ(バーナー)はバラストと専用配線なのでヘッドライトバックカバーにΦ25mmの配線用穴加工が必要です。シリコンゴムでシーリングしました。(へたくそ)
配線図を示します。電気容量の関係からバッテリー直にリレーをかませてバラストに電源供給することにしました。でもやはり メーターが2秒ほど真っ暗になり時計が1:00にリセットされます。分っていたとは言え 非常に気分が悪い!HID点灯は問題なく出来ます。
配線図上 バッテリーとリレーとの間の電圧と電流をオシロスコープで見てみました。スイッチオンで約30Aの大電流と3V程度の電圧降下が起こることがわかりました。安定化すれば電流は3A程度で安定しています。不安定領域は時間的に1ms以下です。この波がパネルリセットの原因です。
電源突入時の拡大図です。時間的にはワンパルスの時間は200ns程度なので電解コンデンサで対応することにしました。サージキラーの目的です。
こんな物を作ってみました。耐圧25V 6800μFの電解コンデンサ3本並列接続です。これにヒューズ(5A)をつけてバッテリーとリレーの間につけます。極性を絶対に間違わないようにします。

 

 

ボンネット右側の12V端子とボディーアースの間にこのコンデンサを挿入します。

どきどきですが、やはり数度に一度はメーターがリセットされます。どうも メーター電源にもコンデンサを入れたほうがよさそうです。

今度は小さなコンデンサを入れます。場所はボンネット内左側のヒューズボックスです。(sanyo OSコン)あまり大きな物を入れるとかえって発振が起こるようです。
ヘインズのマニュアルで配線を確認しました。ヒューズ10番ソケットにメーターパネルに電源供給する配線が入っています。赤/白 の線が2本入っています。このどちらかから配線を引き出しアースとの間に上記のコンデンサを並列に挿入します。線はどちらでもいいと思います。15Aヒューズがすでに入っているので配線上にはヒューズは不要です。

 

このコンデンサでメーターリセットの原因になっている小さな電圧リップルを消します。ただし、このコンデンサだけでは何故かリップルは消えません。上記の主電源へのコンデンサ挿入とのあわせ技です。

  結果については現在データ取りしています。
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