本町曳き山見送り幕の新調について 曳き山の背面には「見送り幕」と呼ばれる幕があります。もうぼろぼろになっていたのでみんなで相談して復元新調することにしました。専門家に調べてもらうと これがまた大変な高級品であったことが判明しました。 専門家に調べてもらうとそのぼろ布は、「紫地鳳凰樹下仙山水図」(むらさきじ ほうおう じゅかせん さんすいづ)という名の付いたものでした。すべて絵柄は刺繍で出来ていました。そこで みんなでお金を積み立てて新調しようと言うことになりました。 京都の職人さんです。一目一目丁寧に糸を刺していきます。何ヶ月もかかる根気の要る仕事です。
金糸 銀糸などたくさんの色の糸を使いこなして刺繍していきます。金色の部分は光のあたり方で光沢が違うのに注目ください。同じ色の糸でも編み方の違いにより光沢に変化をもたせています。まさに職人技です。
お祭りの直前にやっと完成しました。その鮮やかな出来栄えはみんなが感動しました。
平成2年に新築されました本町曳山の山倉です。(写真右)町内のみなさんがお金を出し合い懸命に文化遺産を護っています。
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